欧米では昔から、キャンドルの灯りは天使が幸せを運んでくる尊い炎と言い伝えられてきました。
その幸せの火をご列席されたゲストの祝福の想いと共に伝えていくのが キャンドルリレー です。
昔、結婚する時にそれぞれの家のかまどの火を新居に持ち帰り、その火を代々伝えていくという儀式がありました。
そこで、両家のお母様にキャンドルの火をかまどの火に見立てお持ちいただき、新郎新婦のキャンドルにその火を灯してもらいます。(新婦はブーケを持つので、二人でひとつのキャンドルを持つというのも OKです。)
この演出は「慈愛の火」と呼ばれていますが、この演出がなくてもOKですよ。
新郎新婦が持つキャンドルの火を各テーブルの代表の方に、
幸せをつなげていく気持ちを込め灯していきます。
火のついたキャンドルの隣の方が、その火をもらい、次の方につなげて行きます。
(この時、火がついているキャンドルを傾けると危ないので、火がついていないキャンドルを持っている人が、火をいただくようにします。)
キャンドルの灯かりが伝わると共に、列席者ひとり一人の気持ちも繋がっていきます。
全員のキャンドルに灯かりがともり、会場が暖かな光で満たされたところでゲスト全員でリレーされたキャンドルの灯りが『幸せの種火』として新郎新婦に戻されます。
代表の方1名がメインテーブル横にお進みいただき、新郎新婦が持つトーチに点火いただきます。
永遠の愛を託す『メインキャンドル』に点火され、10年後、20年後そして永遠に燃え盛るよう思いが込められます。(メインキャンドルに点火しないケースもありますよ。)
新郎新婦がメインテーブルについた所で、幸せを封じ込めるということで、キャンドルを一斉に吹き消します。
お誕生日などでろうそくを吹き消すセレモニーと同様、
「ろうそくの炎の中には、妖精がいて、吹き消した人の願いを叶えてくれる」という言い伝えもあります。
キャンドルのロウが熱くなっていることもありますので、気をつけて取り扱うよう司会からコメント入れてもらいましょう。
酔っ払っていて、洋服を焦がしてしまったり、やけどしてしまったりということも、よくありますよ。
幸せを封じ込めたキャンドルは、お持ち帰りいただき、幸せを感じたい時に灯していただくといいでしょう。
キャンドルが持ち込み可能なら、100円ショップで買ってきたミニグラスにロウを流しこんで、手作りしたりもいいですよ。ぜひ、参考になさってくださいね。
また、お子様でもご高齢の方でも安全にキャンドルリレーができるように、最近はLEDキャンドルが出ています。
LEDキャンドルには、センサーがついていて、息を吹き込むと点灯し、もう一度息を吹き込むと消えるタイプのものもあります。
キャンドルリレーの前に、LEDキャンドルのスイッチをONにしておいて、
各テーブルの代表の方のキャンドルに新郎新婦が、息を吹き込み、キャンドルが点灯します。
その代表の方が、隣の方のキャンドルに息を吹き込んでキャンドルを点灯させます。
全員のキャンドルがともったら、幸せを封じ込めるという意味で一斉にLEDキャンドルを吹き消しましょう。
通常のキャンドルでは味わえない幻想的な雰囲気が楽しめますよ。
相性のよいグラスキャンドルホルダーとともにどうぞ。
ぜひ、参考にしてくださいね。
演出、余興のご提案は任せて安心の司会者にご相談ください。
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